ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
こんにちは、タカです。
今回は前回紹介した「ヴァイオリン職人の探求と推理」という小説のシリーズ2作目、「ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密」を紹介したいと思います。
1作目はこちらになります。
violin-ryokou-toushi.hatenablog.com
ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
出版社:創元推理文庫
著者:ポール・アダム
翻訳:青木悦子
今回の英題は「PAGANINI GHOST (パガニーニ・ゴースト)」です。
英題もカッコいいですが、やはり日本版のタイトルのつけ方がいいですよね。
内容は、主人公(で探偵役の)ヴァイオリン職人ジャンニのもとに、かの有名なパガニーニ愛器であるグァルネリ・デル・ジェス『大砲(イル・カノーネ)』が持ちこまれるところから始まります。
過去の天才ヴァイオリン演奏家パガニーニにまつわる黄金の箱を巡って起こった殺人事件と、若き天才ソリストの失踪。
今作も現在の殺人事件と過去の宝探しの二重構造ミステリーです。
今回もヴァイオリンのウンチクが盛り沢山!
ヴァイオリン好きにはたまらない1冊となっています。
現在、実際のパガニーニの愛器1742年製デル・ジェス『大砲(イル・カノーネ)』はジェノバ市で保存され、パガニーニ国際コンクールの優勝者のみが一時的に貸与されるのですが、それ以外の時は飾られていて見学できるのだとか。
一度ジェノバまで行って見学してみたいですね。
ジェノバには簡単に行けませんが、このイル・カノーネを使って録音されたCDもあり、所有しています。
こちらについても、また今度紹介したいと思います。