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ヴァイオリン職人の探求と推理

こんにちは、タカです。

 

今回はブログのタイトルにもありますが、『ヴァイオリン』が主役(正確にはヴァイオリン職人が主人公)のミステリ小説を紹介します。

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ヴァイオリン職人の探求と推理

出版社:創元推理文庫

著者:ポール・アダム

翻訳:青木悦子

 

内容の前に、まず装丁が美しい!

書店でこの本を見つけた時に、心を奪われました(笑

 

内容はイタリアのヴァイオリンの聖地、クレモナに住む初老のヴァイオリン職人ジャンニが主人公。

親友の死の真相を探るべく、友人の警官と幻のストラディヴァリを探しにイタリアやイギリスを奔走するミステリです。

 

ストラディヴァリウスやグァルネリ・デル・ジェスにまつわる過去の話、オークションの話、ヴァイオリンの真贋に関する話などウンチク満載でとても面白いです。

私はアマチュアでヴァイオリンやヴィオラを弾きますが、ぜひ音楽仲間に紹介したい1冊です。

 

専門家の主人公がその知識とウンチクを駆使して謎を解くという流れは、ダン・ブラウンの小説、「天使と悪魔」「ダ・ヴィンチ・コード」などの「ラングドン・シリーズ」のようなカテゴリーと言えるかもしれません。

 

ちなみに本作の英題は「THE RAINALDI QUARTET (ザ・ライナルディ・カルテット)」です。

映画とかでも言えることですが、英題ってアッサリしたのが多いですよね。

私は日本語のタイトルのつけ方が結構好きです。(長ったらしくなりがちですが...)

 

続編は2020年2月現在、2冊出版されています。

  • ヴァイオリン職人と天才演奏家の秘密
  • ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器

こちらも今後、紹介していきたいと思います。