What About This, Mr. Paganini ? (7つの銘器によるヴァイオリン名曲集)
こんばんは、タカです。
先日紹介したヴァイオリンの聞き比べができる『クレモナの栄光』に引き続き、
今日もヴァイオリンの聞き比べができるCDを紹介します。
What About This, Mr. Paganini ?
「パガニーニさん、これはどうですか?」というユニークなタイトルのCDです。
このCDで使用されている楽器は7種類です。
- 1640年製 ニコロ・アマティ/クレモナ
- 1771年製 ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ/トリノ
- 1671年製 アンドレア・グァルネリ/クレモナ
- 製作年不明 ピエトロ・グァルネリ/ベネチア
- 1992年製 アントン・ホルヴァート/ソンバトヘイ
- 1683年製 アントニオ・ストラディヴァリ"De Ahna"/クレモナ
- 1870年製 ジャン・バティスト・ビョーム/パリ
このCDではバッハの無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第2番(BWV1004)で全7台のヴァイオリンの聞き比べができます。
サシュコ・ガヴリーロフという方が弾いており、1995年12月に録音されています。
比較的新しい録音ということもありとても奇麗な録音で、各楽器の特徴を感じ取ることができます。
この手のCDはイタリアのオールド楽器ばかりになることが多いのですが、このCDではフランスのパリで活躍したビヨームやハンガリー西部の都市ソンバトヘイでホルヴァートという製作者に作られたコンテンポラリー(新作)も使用されています。
ブックレットには各楽器の写真と解説が載っていますが、残念ながら私の語学力ではちゃんと理解しきれないのが悲しいです...。
収録されているフォーマットは普通のCD層とSACD 2chとSACD 4chの3種類となっているため、SACD再生機やマルチチャンネルの再生が可能な環境をお持ちの方は、収録フォーマットの聞き比べも可能となっています。
先日紹介した「Glory of Cremona (クレモノナの栄光)」は入手が難しくなっていますが、今日紹介した「What About This, Mr. Paganini ? (7つの銘器によるヴァイオリン名曲集)」はAmazonなどで比較的手に入れやすくなっております。
最後に収録曲を紹介したいと思います。
01.1640年製 ニコロ・アマティ/クレモナ
02.1771年製 ジョヴァンニ・バティスタ・グァダニーニ/トリノ
03.1671年製 アンドレア・グァルネリ/クレモナ
04.製作年不明 ピエトロ・グァルネリ/ベネチア
05.1992年製 アントン・ホルヴァート/ソンバトヘイ
06.1683年製アントニオ・ストラディヴァリ"De Ahna"/クレモナ
07.1870年製 ジャン・バティスト・ビョーム/パリ
F.M. ヴェラチーニ ヴァイオリンと低音のためのソナタ
(製作年不明ピエトロ・グァルネリ/ベネチア)
08.Ritornello Largo
09.Allegro Con Fuoco
10.Giga Presto
ジュゼッペ・タルティーニ コレッリの主題による変奏曲(編曲:F. クライスラー)
(1671年製アンドレア・グァルネリ/クレモナ)
11.Variations on Tartini
ドヴォルザーク ヴァイオリンとピアノのためのロマンティックな小品集
(1683年製アントニオ・ストラディヴァリ"De Ahna"/クレモナ)
12.Allegro Moderato
13.Allegro Maestoso
14.Allegro Appassionato
15.Larghetto
パガニーニ カンタービレ (1640年製ニコロ・アマティ/クレモナ)
16.Cantabile for Violin and Piano
ウェーベルン ヴァイオリンとピアノのための4つの小品
(1992年製アントン・ホルヴァート/ソンバトヘイ)
17.Very Slow
18.Fast
19.Very Slow
20.With Movement
サシュコ・ガヴリーロフ (Vn)/キラ・ラトナー (Piano)
今後も所有しているCDからおもしろいものを紹介できればと思っています。