第18回 ショパン国際ピアノ・コンクール(開催スケジュール)
こんばんは、タカです。
今現在(2020年3月1日)、中国武漢発症の新型コロナウイルスが世界的に広がりつつあり、日本ではスポーツの無観客試合,コンサートの中止,公立小中高校の休校など様々な影響が出ています。
東京オリンピックの開催も危ぶまれていますが、私個人的には5年に1度開催の第18回ショパン国際ピアノ・コンクールが無事開催されることを祈るばかりです。
ショパン国際ピアノ・コンクールは、現存する最古の音楽コンクールで、ショパンの祖国であるポーランドの首都ワルシャワで、ショパンの命日である10月17日の前後3週間に開催されます。
第18回ショパン国際ピアノ・コンクールの予定は下記の通りです。
2020年10月2日(金)~23日(金)
一次審査:10月3日(土)~7日(水)
二次審査:10月9日(金)~12日(月)
三次審査:10月14日(水)~16日(金)
ファイナル:2020年10月18日(日)~20日(火)
受賞者コンサート:10月21日(水)~10月23日(金)
ちなみに10月の本大会の前に事前審査と予備予選があります。
まず課題曲を録画したビデオを必要書類とともに提出するビデオによる事前審査があり160名が選出されます。
次にこのビデオ審査に通過した参加者にはワルシャワでのライブ審査による予備予選があり、80名にしぼられます。
ビデオ審査は2020年3月9日(月)までに結果発表があり、ワルシャワでの予備予選は4月17日(金)~28日(火)に行われ4月30日(木)に結果発表があります。
ただし、指定の第一級コンクール(チャイコフスキー国際コンクールなど)の上位2位までの入賞者は、この予備予選を免除され10月の本大会に出場できます。
ショパン国際ピアノ・コンクールは毎回年齢制限がありおよそ16~30歳となっているため、ほとんどの参加者は人生でチャンスは一度か二度となります。
このショパン国際ピアノ・コンクールの歴代優勝者・入賞者には世界中で大活躍するピアニストが大勢います。
超有名どころですと、
第6回(1960年):優勝 マウリツィオ・ポリーニ
第7回(1965年):優勝 マルタ・アルゲリッチ
第9回(1975年):優勝 クリスティアン・ツィメルマン
第10回(1980年):優勝 ダン・タイソン
第11回(1985年):優勝 スタニスラフ・ブーニン
第14回(2000年):優勝 ユンディ・リ
など、日本でもお馴染みの超一流ピアニストが名を連ねます。
直近2回の開催では、第16回(2010年)ユリアンナ・アヴデーエワ、第17回(2015年)チョ・ソンジンが優勝しています。
日本人入賞者には、日本人過去の第2位となった第8回(1970年)の内田光子、第7回(1965年)第4位に中村紘子、第12回(1990年)第3位に横山幸雄、第15回(2005年)の同率第4位に山本貴志と関本昌平など11人のピアニストがいます。
前回と同様に今回もインターネットの生中継が行なわれます。
さらに今回は高画質の4K中継や、ステージの上からピアニストを間近にとらえた視点のVRの中継も行われる予定とのことです。
今回のコンクールではどのような素晴らしいコンテスタントが出てくるのか、今から楽しみでなりません。
またピアノメーカの戦いも見どころで、スタインウェイ,ヤマハ,カワイ,ファツィオリのどのピアノをコンテスタントが使用するのかも注目です。